11/11(月) 生活クラブでんき学習講演会報告
持続可能な脱炭素社会への移行
~欧州スウェーデンの動向と栃木県~
~欧州スウェーデンの動向と栃木県~
小山市生涯学習センターにて
宇都宮大学国際学部教授、髙橋若菜先生の講演会を開催しました。
スウェーデンの脱炭素の取組みの紹介を交えながら、気候危機の影響についてと脱炭素の取組みが持続可能な発展につながることをお話いただきました。
内容の一部を紹介します。
スウェーデンの脱炭素の取組みの紹介を交えながら、気候危機の影響についてと脱炭素の取組みが持続可能な発展につながることをお話いただきました。
内容の一部を紹介します。

▲髙橋先生の講演の様子
気候危機の影響について
・20世紀以降の温暖化の主な原因は人間活動であることは疑う余地がない(2021IPCC第6次評価報告書)
・気候危機は社会的経済的にも影響を及ぼす
(海面上昇に対する沿岸地域の適応コスト・農産物の生産性の低下・気温上昇により病気がまん延など)
↓
温暖化が進むことでSDGsの諸目標が阻害されてしまう
スウェーデンの取り組み
・電力は水力、太陽光、コジェネ*1などから(原子力はエネルギーロスも多くリスク大)
・ごみは資源。生ごみからバイオガスを取り出し燃料としてバス、トラック、乗用車に利用
・マルメ市の取り組み:持続可能な都市モビリティ戦略プロジェクト(公共交通機関の充実と自転車利用への移行のための啓発)
・エシカル*2消費が簡単にできる仕組み(マイカップ・マイボトル使用での値引き、ペットボトル・缶はデポジット*3制度)
*1 コジェネ:コジェネレーション。内熱機関、外熱機関等の排熱を利用して動力・温熱・冷熱を取り出し、総合エネルギー効率を高めるエネルギー供給システム。
*2 エシカル:人や社会、環境に配慮した行動やライフスタイル
*3 デポジット:主に容器代などが返却時に戻る制度
・ごみは資源。生ごみからバイオガスを取り出し燃料としてバス、トラック、乗用車に利用
・マルメ市の取り組み:持続可能な都市モビリティ戦略プロジェクト(公共交通機関の充実と自転車利用への移行のための啓発)
・エシカル*2消費が簡単にできる仕組み(マイカップ・マイボトル使用での値引き、ペットボトル・缶はデポジット*3制度)
*1 コジェネ:コジェネレーション。内熱機関、外熱機関等の排熱を利用して動力・温熱・冷熱を取り出し、総合エネルギー効率を高めるエネルギー供給システム。
*2 エシカル:人や社会、環境に配慮した行動やライフスタイル
*3 デポジット:主に容器代などが返却時に戻る制度


生活クラブは原発や化石燃料に頼らない、サステイナブルな未来をつくるために、再生可能エネルギーを電源にする「生活クラブでんき」の共同購入を行っています。食べものと同じように電気も中身で選びませんか?
生活クラブ栃木機関紙「食時間2025年1月号」より
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