未承認の遺伝子組み換えメダカが流通!?
参考:文部科学省と環境省の報道発表、3/9朝日新聞記事
このメダカは、東京工業大学の研究所で作出され、イソギンチャクモドキに由来する遺伝子が導入されたミナミメダカで、ピンク色に蛍光発色。2009年に同大学の学生により無断で卵が持ち出され、愛玩飼養者等が不正に飼育・譲渡・販売をしていました。
これはバイオセーフティを著しく脅かし、生物多様性に重大な危険を及ぼす恐れがあるとし、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に違反したということで逮捕者が出ました。
国は遺伝子組み換え生物等の適正な使用等の徹底、再発防止に努めるよう指導するとのことです。
生活クラブは、安全性や人・環境への影響が分からない遺伝子組み換え作物・食品は取り扱わないことを基本とし、やむを得ず使用する場合は、情報を公開して取り組むとしています。部会では、ゲノム編集を含む遺伝子組み換えに関する情報をみなさんに提供していきます。
(なのはな部会)
生活クラブ栃木機関紙「食時間2023年5月号」より