10月14日 どではら会と黒磯の交流田で稲刈り交流会
手刈りの楽しさと大変さを実感!
念願の稲刈り体験でした。3年続けて申し込みをしたにも関わらず、天候の影響や体調不良などで叶わず、今年ようやく参加することができました。
子どもたちも喜んで鎌を持ち、見守る側としては危ない手つきにヒヤヒヤし通しでしたが、初めての体験を楽しんでいました。私自身は付き添い感覚で子どもの体験のために申し込んだつもりでしたが、実際刈り始めるとあの「ザクッザクッ」という歯切れ良い音と稲を刈る感触がとても心地よく、子ども以上に夢中になってしまいました。東京と栃木の参加者約30人で刈り始め、「随分刈ったなぁ」と思って田んぼを見渡してもまだ半分も進んでいません。昔の手作業の大変さと機械のありがたみを実感する良い機会となりました。
子どもたちが何より楽しみだった昼食は、どではら会の婦人部の方々が準備してくださったおにぎり、豚汁、つきたてのお餅、漬物で、とてもおいしくいただきました。冷えた体に温かい豚汁が染み入りました。
昼食会の最後にどではら会の山口会長さんが、「いただきます」「ごちそうさま」は肉や魚、米、野菜など、人間が食べるために命を与えてくれる全てのものに対する感謝を込めて言うものである、というお話をしてくださいました。子どもたちはもちろんのこと、私自身も心に刻んでおかなければならないと思いました。(I.K)
どではら会は生活クラブの「黒磯米」の生産者です。黒磯米は栃木県那須塩原市、那須連山の麓で育った「コシヒカリ」と「なすひかり」を5:5でブレンドしたお米です。生産者と組合員が話し合いや交流を重ねながら、安全性や環境に配慮した減農薬・減化学肥料米を形にしました。粒が大きく、もちもちとして冷めても美味しいので、おにぎりによく合います。